精神科のおシゴト 〜看護師が知っておきたい職場の選び方や基礎知識など〜

精神科で働く看護師

看護師の中には、精神科で仕事をしている人もいろいろといます。精神科と聞いて、少し特殊な診療科目というイメージを持っている人もいるでしょう。確かに通常は肉体的な疾患を治療するのに対し、精神科は心の疾患の治療をします。その部分では少しほかの診療科目とは異なります。

 

しかし精神科は、決して私たちにとって普段接することのない診療科でもありません。精神科で取り扱う代表的な疾患として、統合失調症とうつ病、認知症があります。統合失調症は100人に1人の割合で発症しますし、うつ病も生涯罹患する人は7〜8人に1人いるといわれています。65歳以上の高齢者で、認知症を発症する確率は5%前後あると報告されています。

 

このようにしてみると、結構身近な診療科目であると思いませんか?特に今後高齢者の人口が増加するといわれているので、認知症患者も増加するとみられています。今後ますます重要視される診療科目なので、興味のある人は応募してみませんか?

精神科で働く看護師に求められるもの

心の病というのは、短期間で簡単に回復できるものではありません。しかも回復の兆しが見えてきたと思ったら、また元の状態になっていた、症状が悪化したといった感じで一進一退の状況が続きます。

 

他の診療科目と比較して、長期入院している患者の多いことを頭に入れておきましょう。

 

そこで精神科の看護師に求められるのは、待つことです。とにかく焦らずに患者がゆっくりを回復していくのを待ち続けることです。その意味では、コツコツと前に物事を進めるのが得意とか、忍耐力のある看護師に向いている職場といえます。

 

また基本的に患者さんに合わせて治療が行われます。患者によって、いろいろなペースがあります。そのペースに合わせて臨機応変に対処できるような柔軟性の高い看護師の方が、精神科には向いているといえます。

 

看護師の中には、患者とコミュニケーションをうまく取れないのでどんどん質問してしまうとか、口調がきつくなってしまうといった焦りが出てしまう人もいます。しかしこのような状況になると患者はますます心を閉ざしてしまうので、待つことが重要なのです。

 

このように、精神科の仕事は他の診療科と趣を異にします。最初から常勤職員として働いて続けていけるか不安という方は、まずパートやアルバイトという形で働いてみることをおすすめします。看護師のアルバイト日記でも精神科でのアルバイトの回があるので、チェックしてみてください。